最近、メディアなどでサスティナブルという言葉を耳にする機会が増えました。
それってどういう意味だろうと思う方もいらっしゃることでしょう。今回はそれをテーマにお話してみようと思います。
そもそもサスティナブルとは、温暖化や大雨による災害など地球が抱える環境問題を解決するために生まれた言葉で、直訳すると「持続可能な」という意味で形容詞として用いられます。その例として、サスティナブル経済・サスティナブルな生活などと使います。
そして社会や経済、ファッションや食事、観光業にいたるまで幅広く注目されている言葉であるがゆえに色々なところで目にしたり、耳にしたりすることが多くなったようです。
さて、サスティナブルな生活をするためにはどうすればよいのでしょうか。
ここからは生前整理・遺品整理業の仕事をしながら思うサスティナブルな生活についてお話します。
持続可能な生活、地球にやさしい生活とはどういう生活なのかを考えた時、一見関係がないように思われがちですが、生前整理や遺品整理にも自然とつながっているように思うのです。
生前整理や遺品整理をすると必ず洋服の整理に直面します。また食器や雑貨などの整理もあります。
物があふれている時代だからこそ家の中にもたくさんの物があふれ共存して生活をしているのかもしれません。
ファッション業界では、服を作るときに出る端布や毎年大量に売れ残った服が廃棄されることによる環境問題が大きな問題としてとりあげられ、さまざまな企業がその課題に取り組まれている様子をニュースなどで観る事も多くなりました。
その中で私たちは安いお値段で手軽にファッションを楽しむことができる世の中で生活を送っているのです。
そこでサスティナブルな生活を送るために一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。
私が遺品整理の仕事をしていて思うのは、正直整理や処分をするのにどうしてもお金が掛かることが多いということです。
実際驚かれるお客様も少なくありません。また精神的な負担になることもあると思うのです。
物が溢れて手に入りやすい時代だからこそ、自分に必要な物を見極め厳選し、できるだけ最小限の物を長く愛用して生活することがサスティナブルな生活につながるのではないかと思います。
そして、そのような生活をすることで、結果的に自然と生前整理につながっていくのではないでしょうか。また、遺族の方に対するやさしさ思いやりにつながるのではないでしょうか。
物を大切にすることは人だけではなく地球にもやさしいということになると思います。
正にこれからの時代に求められている事と認識し私自身も心掛けて生活をしていきたいと思います。